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「直樹」=ひぐちが「あかり」=しまだを海で抱きすくめる、クライマックスのシーンは、
上演2日間で演出を変えました。
どう変えたかって、たいしたことはありません。
ただ、立ち位置を変えただけなんです。

初日は、あかりが、埠頭に見立てた下手側の平場舞台の先端に立ち、
お客さんに顔を見せている。

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すると、あかりの泣きのプロセスを追うことになり、
お客さんはあかりに感情移入する。
肩を「抱かれる」印象を受ける。

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こうして、あかり主体のラストシーンとなる。

極限まで落とした照明の中で、ギリギリ写るシャッタースピード……しかも役者…しまだ号泣してるし……
ブレますわな(汗)
しかし、このブレ感も含め、個人的には気に入っていたりします。
ひぐちのひた向きな感じにキュンときますね!

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さて、一方、
舞台奥を海に見立てて、あかりがお客さんに背を向けた場合が2日目の演出。

ブルー の照明を受けたあかりの背中が、遠く、たよりなく切なく見える 。

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直樹が歩み寄る距離も長くなり、
お客さんは、直樹の視線に同調し、ゆっくり歩み寄り、

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肩に手を、そして抱きすくめる……
直樹と同じ目線で、直樹の抱きのプロセスを追う形になり、直樹に感情移入する。
直樹主体のラストシーンとなる。

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前に回ってみましょうか?
上手側のお客さんからは、こう見えていましたね。

ただ立ち位置を変えるだけで、こうも見え方が変わる。
どちらが好きか、団内でも意見が分かれたので、両方やっちゃいました(笑)

さて、この最後の写真は、暗すぎて写らないからって、
空き時間に照明明るめにたいて撮ったヤラセ写真…いや、撮影用です!
あかりの泣きは、体力も気力も喉も使うので、
もうポーズだけでいいよ!
ハイ!抱いて!

って撮ってたら、順ちゃんに、
「時間のないセクシー監督(笑)」
って言われました(笑)

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ピースすんなヒロイン(笑)

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照れるひぐち(笑)

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頑張れひぐち!

ピュアなひぐちは、器用に女性を抱きすくめることなんて出来なくて、
このラストシーンに向けて、みんなにやいやい言われながら、長い時間かけて頑張ってきました。
器用にできない感じも、まさに「直樹」なのでいいのですが、
やはり見た目の美しさは必要。
苦労しましたが、

本番は、なにがどうなったか、
しまだが「ひぐちどうした!?」
とビックリするほどの、キュンとくる抱きが来たそうです。

「なんか嶋田さん、楽日めっちゃ恋する乙女感出してきて戸惑いました〜」
って言ってたんですが、
嶋田的には、
「え?変えてないよ?」
つまり、ひぐちが超「直樹」になってて、あかりが可愛く見えてしょうがなかったってことだね!
さすが主演です。

しかも、本見てていいとこでも、しばしば視線を本から離してて、
え?覚えてんの!?ほんとに!?
と……すっかり直樹が入っているのは喜ばしいのですが、
肝が冷えましたね(笑)

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完成形☆
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