「劇団花さつき」さん、15周年おめでとうございます!

記念公演「弌剱平天下の夢」観劇してきました。

地元神戸(かんべ)城主、織田信長の三男、織田信孝の数奇な運命を描いた時代物。

高校演劇の審査員でご一緒した近藤先生の脚本演出です。

残る史料の少ない歴史を物語にするのは、とても難しい。

真摯に取り組もうとすればするほど、迷いは膨らむ。

その中で、歴史に向き合い、誠実に物語を紡がれたのであろうことが感じられました。

衣装も、中世の着こなしを表現しようと、製作、着付けがされていて、勉強になりました。

私たちも、今回、「乙姫様の憂鬱」は中世です。

とはいえ我々はファンタジーですので、かなり遊びますが、やっぱりフワっと中世が薫りたいので、頑張らなければ!と思わされました。


個人的に、脚本の、言葉の選び方や台詞の連ね方が心地よく感じられ、また、主人公であるはずの織田信孝が一度も姿を見せず、彼を取り巻く人々に「語られる」という構成も好きでした。

信孝が亡くなり、その地のひとつの時代が終わったときに、「そなたはこれからどうする?」と聞かれた旅芸人の女が答えた台詞、「どうもしません。ただ生きていくだけです」というのは刺さりました。

現代人が忘れている、人間の本質だと思いました。
様々な立場や身分の人々が、それぞれに発する台詞が、絶妙に絡み合って展開される台本……

役者さんたちには、深い解釈と、精密にテンポを組み上げることが求められられる。

難しい挑戦であったのでしょう。


今、とくに若い人たちの間では、

前衛的であったり、斬新であったり、奇抜であったり、

そういう表現がもてはやされる傾向にあって、

確かに、新しい表現は面白いし、そういう演劇の発展も大事だし、それこそが若者文化であると思うのだけれど、

彼らが「古くさい」と一蹴する「芝居」という文化が失われてしまうことは、ぜったい避けなければならないと、強く思う。(←私は最近、若い人の発言に腹を立てています)

こういう「芝居」に、誠実に、真摯に向き合い、取り組む劇団の存在は貴重だ。

花さつきの皆様のご尽力、心から尊敬します。


お疲れ様でした!


MIE NEXTAGEの折り込みもご協力いただき、ありがとうございました。

Cブレンドは、斬新でも前衛的でもなく、ダサくてくだらなくて、ベッタベタに展開されてゆくコメディでもって、

全力で!お客様の肩の力を抜きにかかります!(笑)

どうぞ、フワ〜っと笑いたい方、MIENEXTAGEにご来場お待ちしております!

コメント
コメントする